ゴム精錬機と開錬機の機能的役割は同じであり,プラスチックの混合可塑化設備である。開錬機と異なる点は密錬機の混練可塑化原料がクローズド型であり,開錬機のように粉塵飛散,作業者の手作業,混練可塑化時間が長いという欠点がない。密錬機の混練回転子の構造形式が特殊であり、しかも密閉、高温の混練室で原料を混練するため、密錬機は開錬機に比べ、原料の混練の可塑化時間が短く、原料が均一で、可塑化品質が良く、作業効率が高いなどの利点がある。圧延機の生産ラインでは,混合機の次工程として密錬機が用いられることが多く,熱を混合した原料を直接密錬室に入れて混練・可塑化する。

ゴム精錬機は主にゴムのプラスチック製錬と混練に用いられるが、プラスチック、アスファルト、フェルト、合成樹脂の混練にも用いられる。ゴム工場の主要な製錬設備の一つである。70年代以来、国外では、ゴム製錬技術と設備の面で発展が早く、例えば、スクリュー押し出し機を用いて密製錬機と開製錬機の代わりにして、プラスチック製錬と混練を行ったが、やはり密製錬機を代替できなかった。新しい近代的な工場の製錬設備は依然として密製錬機を主とし、混練方法も依然として二段混練法を採用している。

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